満たされぬもの

人間とは欲深い生き物である。常に何かを求めている。

 

裕福を感じるとさらに、裕福を求めようとする。

幸せを感じるとさらに、幸せを求めようとする。

面白さを感じるとさらに、面白いことを求めようとする。

 

人間とは、

生まれてから満たされぬ呪縛に縛られているのである。

 

しかし、それは必ずしも悪いことではない。

 

満たされぬことが人間の活動源になっているのかもしれない。

満たされぬ原動力で人間社会を発展させてきたのかもしれない。

 

満たされぬことは、

人間らしく生きるための加護と捉えても良いのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生ダラダラして遊んで暮らしてぇ―――